Vinyl chloride resin Processing

阪口製作所の塩化ビニル樹脂加工について

阪口製作所の特徴的な点として、硬質塩化ビニル樹脂 やスーパーエンプラ を扱うことが挙げられます。スーパーエンプラは一般的なプラスチックとは異なり、硬さや耐熱性、耐摩耗性などが鉄に近い硬質な樹脂であり、 特殊なノウハウが必要 で、加工が難しいとされています。
また、 硬質塩化ビニルは 特殊なガスが発生することもあり、成形後の金型メンテナンスが非常に重要です。
阪口製作所では、 硬質塩化ビニル に特化した設備と技術を持っており、耐熱性や耐薬品性が要求される製品や工場部品などの製造が可能です。

塩化ビニル樹脂の特長

  • 燃えにくい

    スーパーエンプラには耐熱温度が400度ほどの樹脂もあり、ドライヤーの熱や毛染めの薬品に耐える必要がある美容師さん用の櫛などに使用されています。そのため硬さは鉄を超えることもありますが、阪口製作所には耐摩耗性のある設備が整っています。

  • 接着が容易

    硬質の塩化ビニルは一般的なプラスチックと異なり、瞬間接着剤では接着できないため、溶かして引っ付ける必要があります。

  • 低コスト

    阪口製作所は製品の成形だけでなく、組み立てや袋詰めなどの後加工も行っており、トータルでのサービスを提供しています。この対応が阪口製作所の強みであり、お客様のニーズに合わせたコスト効率の良い製品の提供が可能となっています。

塩化ビニル樹脂製品

スーパーエンプラ製品

塩化ビニル樹脂加工に適した設備

阪口製作所では射出成形機・押出成形機ともに、ガスが発生しても対応できるように設備をカスタマイズしています。

金型のメンテナンス

樹脂成形の取り扱いにおいて、ガスの管理と金型のメンテナンスは特に気をつける必要があります。硬質塩化ビニル樹脂の成形時にはガスが発生する場合が多いため、金型内にガスが付着してしまいます。これが残ると製品に欠陥が生じる可能性があるため、成形後の金型メンテナンスが非常に重要です。阪口製作所では、社内に金型製作の設備があり、金型のメンテナンスとガス抜きを行うことで、硬質塩化ビニルの取り扱いに対応しています。

対応可能なプラスチック素材

エンジニアリングプラスチック

汎用樹脂